なぜ中古マンションの価格が大きく上昇しているのか、今回は「新築マンションの需給バランス」という観点から私見を述べたいと思います。


上記のグラフは、23区のマンション供給戸数の推移です。ここ数年は供給戸数が減少しているのが分かるかと思います。2007年以降の平均が17,334戸ですが、2020年は10,911戸、2021年は13,290戸であり、平均を下回っております。供給の減少により需給バランスが逼迫し、販売価格が上昇しているのが分かるかと思います。


2つめのグラフは、首都圏のマンション供給戸数です。こちらも供給戸数が減少しているため、23区同様に需給バランスが逼迫し、価格が上昇しております。

つまり、新築マンションにおいては、「新築マンション供給戸数の減少 → 需給バランスの逼迫 → 販売価格の上昇」という図式になっております。では、新築マンションの供給減少・価格上昇がどのように中古マンション市場に影響を与えているのでしょうか?

ポイントは、「マンションをどうしても買いたい人達」かと考えます。つまり、「新築マンション供給戸数の減少 → 新築マンションを購入できない需要者が発生 → その需要者は中古マンション市場に流れる」という事象が発生しているのではないかと考えられます。

次回は、需要者が中古マンション市場に流れた結果どうなっているのかについて検証してみたいと思います。