前回の投稿から3ヶ月も経ってしまいました。年初の目標はどこへやら。筆不精という言葉は私のためにあるのでしょうか。。。と引きずっても前に進めませんので、引き続き投稿していきたいと思います。

今回は、都内のビジネスホテルに関して相談を頂いた際、観光庁が公表している宿泊旅行統計調査をまとめたのですが、その点についてお話したいと思います。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年4月に緊急事態宣言が出されたのが、もう3年以上前。その後、蔓延防止等重点措置の適用等も含め、国内での行動制限・海外からの入国規制が課され、国内の観光産業は大きなダメージを受けました。政府による全国旅行支援により、旅行代金や地域クーポンを付与する施策等もありましたが、第○波といった感染拡大により適宜打ち切られることもあり、残念ながらホテルや旅館の閉鎖等が相次ぎました。

経済活動を再開させる目的や新型コロナウイルスの弱毒化等も踏まえ、2022年3月に蔓延防止等重点措置が終了し、更には2022年10月以降入国規制が緩和され、国内旅行客やいわゆるインバウンドが日に日に回復するという状況になりました。また、新型コロナウイルス感染症の5類指定が2023年5月になされ、文字通りコロナ禍が終わり、アフターコロナの世界が到来することとなりました。GWやお盆休みの時期には旅行バッグを掲げる日本人観光客も多く見かけましたし、普段も多くの外国人旅行客を見るようになったため、「実際のところ観光客の回復状況はどうなったのか?」と宿泊旅行統計調査を調べてみました。



宿泊旅行統計調査の直近のデータは2023年6月分ですが、2023年1-6月を年間換算したデータと、コロナ禍前の2019年のデータを比較してみました。

結果、都内ビジネスホテル延べ宿泊者数は、2019年:46,314,610人 → 2023年:54,971,920人と+18.7%、また都内ビジネスホテル外国人延べ宿泊者数は、2019年:14,309,850人 → 2023年:18,490,380人と+29.2%であり、実はもう既にコロナ禍前の水準を超えておりました。更に、2023年1-6月のデータですが、新型コロナウイルスが5類に移行したのは2023年5月ですから、2023年1-4月はまだコロナ禍の時期にありました。また、インバウンドが回復したものの中国からの団体旅行客の訪日が解禁されたのは先月8月10日ですから、2023年1-6月のデータには「伸びしろ」が含まれていることとなり、2023年後半のホテル宿泊者数は上昇の余地が大いにあるものと考えられます。

ビジネスホテル宿泊者数が伸びれば伸びるほど、宿泊料金が上がることとなりますし、コロナ禍では見られなくなったビジネスホテル建設が増えていくのかなと考えられます。福島第一原発処理水の放出により、一部中国人団体旅行客のキャンセルがあるといったニュースもありますが、色々な情勢・報道・データをチェックしながら、今後のビジネスホテル市場を観察していきたいと思います。